一番心穏やかな今 - sfr-syadan’s diary

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用事が重なり、今週後半は
自宅での仕事が続きました。
でもオンラインのおかげで
打ち合わせも問題なく進み
すごい時代になったなあと感動しています。

さて、今日は少し仕事から離れたお話をします。
ここ数日、亡くなった父の最期を支えてくださった専門家の方々に
お礼のご挨拶周りをしています。

終末期専門医の先生
訪問看護師さん
ケアマネージャーさん
介護士さん
どの方も人として本当に素晴らしい
尊敬できる方であることに
感動しています。

私にとっての父は
とても気難しくて
頑固で
融通の効かない大変な人でした。

ところがどういうわけか
父が引き寄せる人は
これからもずっと
このご縁を大切にしたいと感じるほど
魅力的な方が勢揃い。
しかも、あの頑固な父の困った一面を
笑い話にしてしまうユーモアのセンスがある。
10年以上お世話になったケアマネージャーさんにおいては
「思い出すとまた涙が・・・」
「本当にたくさんのことを学ばせていただいたんです」
と目を真っ赤にして話されるのです。

これはどういうことだろう・・・
娘の私が知らない父がそこにいるのです。

父のことは
なんでも知っているつもりでいましたが
そうではなかったことに
これまた驚いています。

部屋を片付けていると
仏教の本や哲学書がいくつも出てきます。
人知れずいろんなことに
悩んでいたのかも知れないということも驚きです。

亡くなる数週間前に
初めて聞くわが家のルーツにも驚かされ
パズルのピースが一つ一つ埋められ
私という人間のカタチが
鮮明になってくるのです。

また皮肉にも
生きていた時より
父と近づき
心が触れあっていると感じるのです。

大切な人を失った悲しみは
心にポッカリと大きな穴を開けてしまいますが
私の場合
父を失ったことで
父と近づき
心を通わせることができ
今が一番心穏やかに過ごせているなと感じています。

もうしばらく
この時間を楽しみたい・・・
そんな思いで過ごしています（鶯）